プロフィール

楽団紹介

出雲圏域の音楽文化の向上・発展を、吹奏楽を通じて図ることを主な目的として、出雲市周辺在住の社会人を中心に1968年（昭和43年）結成。
年2回の演奏会（定期演奏会・クリスマスコンサート）の開催のほか全日本吹奏楽コンクール出場、福祉施設等への訪問演奏、各種イベント等の依頼演奏、近隣の小中学校生徒指導等の活動を積極的に行っている。
全日本吹奏楽コンクール全国大会へはこれまでに16回（令和４年現在）の出場を果たした。平成11年度には出雲市民文化賞を受賞。また国民文化祭においては吹奏楽の祭典に4回（三重・群馬・福岡・山梨）出場している。

指揮者

仲田　守

1953年(昭和28年)岡山県の片田舎に生まれる。第2次世界大戦終結から8年、今の日本の繁栄からは想像出来ない、貧乏な時代であったことは誰もが知るところである。この年の最大の出来事と言えばNHKによるTV放送の開始。10円硬貨の発行。ヒット曲はまちこ巻きで知られた「君の名は」。ヒット映画は「シェーン」にチャップリンの「ライムライト」。随分と古い話である。
当然、幼少期は音楽と無縁の腕白小僧。春夏はトンボ取りに鮒すくい、秋冬は三角ベースの草野球に明け暮れる。
初めて音楽らしきものに触れたのが、造船所の進水式と東京オリンピック(1964年)の開会式で聴いた行進曲。
ビートルズ唯一の日本公演の年、1966年、中学校に進み、2学期から吹奏楽部に入部。3ヶ月の小バス(ユーフォニアムでもバリトンホーンでもない)奏者を経て、サクソフォンの担当に至る。ここで出会ったのが、日本ジャズ界の重鎮、前野港造氏。いわゆる大阪ジャズのスターサックスプレイヤーであった。出雲一中が「トッカータとフーガ」で全国に名を轟かせていた頃、マーチ「海兵隊」と序曲「西部の人々」を懸命に練習していた。
1969年地元の県立高校に進学。帰宅部に所属し、有名大学を目指す予定であったが、吹奏楽の魅力にとりつかれ、やがて音楽の道を目指すことになり、いわゆる進学コースから外れることになった。その後、冨岡和男、阪口新両氏に師事し、東京芸術大学、同大学院へと進む。大学院修了と同時に東京佼成ウインドオーケストラに入団。2014年まで在籍する。在籍中に吹奏楽の神様、フレデリックフェネル博士から本場アメリカの吹奏楽(ウインドアンサンブル)がいかなるものか、徹底的に叩き込まれる。また、この間、キャトルロゾーのメンバーとして民音コンクールに2度にわたり、上位入賞。カラヤン指揮のベルリンフィル日本公演にゲスト出演するなど、日本を代表するサクソフォン奏者として活躍する。退団後はソリストとしての活動の他、指揮、編曲、後進の指導と幅広い活動を続けている。

小西　慶一

鳥取県、ゲゲゲの境港市に生まれ、小学校の合奏クラブでトランペットと出会う。以来、中学校・高等学校の吹奏楽部や地元のジャズオーケストラでトランペットを吹きまくる。吹奏楽部の練習では効率的に取り組み、練習の様子を録音して時間の半分はそれを流しながらサボって遊ぶなど多彩な練習方法を工夫していた。
高校3年生の夏休み、卒業後の進路も白紙の状態なのにぶらぶらと島根県大会を聴きに行き、大田市民会館で出雲一中の「ダフニスとクロエ」の演奏に遭遇する。それまで経験した吹奏楽の概念がトリプルアクセルくらいひっくり返り島根県の教員を目指す。
以来30数年間、小学校・中学校・高校・一般の吹奏楽部の指揮や指導に飽きもせず、現在も吹奏楽の魅力を満喫中。

ごあいさつ

こんにちは！
出雲吹奏楽団です。
おかげさまをもちまして昨年（2018）当団体は50周年という大きな節目を越える事が出来、今日までの歴史の重さと、この出雲という地に愛され、深く根差せているのだな、という事をあらためて感じられた年となりました。
こうして今まで皆様に愛されてきた分、これからもずっと、もっと愛されますよう精進して参ります。
今後とも出雲吹奏楽団の活動にご理解と応援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

令和元年7月
出雲吹奏楽団　団長

あゆみ